糖尿病患者を徹底指導 2017年7月から 大月の病院 5泊6日=山梨
2017年6月14日、読売新聞


大月市立中央病院(山梨県大月市大月町花咲、院長・山崎暁 医師)は2017年7月から、糖尿病と診断された患者を対象に、治療方法などを詳しく学べる5泊6日の「糖尿病教育入院」を始める。糖尿病は腎不全や網膜症、心筋梗塞などとの合併症を発症することが多く、万病の元とされるため、詳しい治療方法を知ってもらい、重症化を防ぐことを目指す。

大月市立中央病院によると、2015年度の通院患者全体のうち、糖尿病関連は9・5%を占め、全国平均の2・5%を大きく上回る。

5泊6日の間、医師や看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士などがチームを組んで、食事療法や運動療法、血糖測定法などについて指導する。健康保険を使って3割を自己負担した場合の支払額は約6万円。

大月市立中央病院の反頭(たんどう)裕一郎医療連携室長は「学んだことを家庭で実践すれば、糖尿病の重症化や合併症を防ぐことができる。糖尿病と診断された方はぜひ活用してほしい」と呼びかけている。